山村の魅力

めざす山村のかたち

山村再生支援センターは以下のような山村のかたちを目指して事業を担ってまいりました。

(追記:2011年4月1日)


山村再生支援センター代表 宮林茂幸(東京農業大学教授・森林政策)

1 山村の魅力

現代社会において、私達の生活は便利で、質的に充足しているように見えますが、 一方で、大量生産・大量消費・大量廃棄を前提とした20世紀の都市型社会は、 地球温暖化をはじめとする環境問題や、農山村と都市の経済格差、100年に一度といわれる経済危機など、 さまざまな課題を生み出し、将来への不安を抱えています。

山村には都市型社会で触れることのできない森林が豊富に存在しています。もともと私達の先祖は、 森林に生まれ、森林に学び、森林に育ち、くらしや生業(なりわい)に欠かせない多くの知識を たくわえ、自然と共生する巧みな知恵を育み、地域特有の文化を形成し、発展してきました。

山村に暮らす人々は、「自然にいただき、自然に返す」と語ることがあります。その言葉の背景に、 自然と共生する「知恵」や「技」があり、何よりも人間らしい生活が存在しています。

21世紀の目指す社会は循環型社会です。物を生産、流通、消費するときに環境を優先する、 自然環境と調和した新しい価値観に基づいた産業や暮らしを生み出す必要があります。 山村には、循環型社会の基礎的な資源となる森林があり、知恵や技術があります。再び山村に入り、 山村に学ぶことで、山村から新たな価値と新たな社会づくりを導くことができます。

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